株式会社 Hayashi建総

古 民 家 再 生

古 民 家 再 生

過去 今 未来 家の歴史を創る

先祖代々を見守ってきてくれた古民家。
時代の流れとともに間取りや設備に不満が出てきてしまいます。
それならば古民家にしか出せない味を活かしながら、モダンな住まいへと再生リフォーム。
高気密・高断熱により、厳寒の冬でも入った瞬間に温もりが全身を包みます。
万全の耐震補強も施して、将来にわたり安心して快適に暮らせる住まいに。

過去と未来の橋渡し

時の道先案内人

古民家ならではの見事な梁を生かすこと。LDKや玄関ホールは天井を高くして梁を露出させ、風情ある空間が実現。
段差をできるだけなくすなど、安全・安心への配慮も徹底。キッチンやバスなどの水まわりも、最新の設備機器に変更。
構造面の不安には耐震補強で対応。
古民家の趣を生かしながら、安心で快適なお住まいへと生まれ変わりました。

B e f o r e

A f t e r

B e f o r e

A f t e r

改修工事の過程

― 改修工事のための診断と会議―

一本、一本の躯体現状を把握してリノベーションの完成イメージへと導いていきます。

長く使って来た柱や梁も大胆に魅せていきます。

活かせる古材は全て使用し、外観も内装もお洒落にデザインしていきます。

― 匠な腕と技―

まず古民家を改修する上で大切なことをお話します。

これから先もこのお家で長く住んで行くために、中の構造体をしっかり整え、造らなければいけません。
古民家改修工事でとっても「大事な3つのこと」があります。
それは ”伝統的な技”を腕に持ち 大工道具を”匠に活かし” ”古材と新材に命を吹き込む” ことができる棟梁であることです。
たとえ良質な材料に拘ったとしても、作り手に知識や腕が備わっていないなら元もこうもありませんよね。

古民家のリフォームでよく見かける事例として、柱の天地を間違えて取り付けてしまう「逆木」の古民家があります。

柱では地面側を元口、天井側を末口と呼びます。
柱を配置する時、樹木が生えていた状態と同じように組み立てていきます。
この天地を間違えると木材中の水分が上昇して木が腐りやすくなります。これを逆木(さかぎ)と呼びます。

新しい材料であれ、古い材料であれ、棟梁の技によって木に命を吹き込むことがとても大事なことなのです。

― リフォームの流れ―

古民家を「スマートリフォーム」するためには、現場の専門家と図面の専門家が共同で作業を進めます。 古民家専門家たちの共同作業

① 棟梁の腕と技
② 古材を上手に取り出す解体技術
③ 構造を整てる建築士と設計士
④ 現場の進捗状況を管理する現場管理士

― 新しい生活とメンテナンス―

リフォームが完成すればまた新しい生活がスタートします。

家族で居心地の良さを味わい、そして家は新しい世代へと引き継がれて行くことでしょう。

完成後は「リフォームのやりっぱなし」ではなく、長く住んでいくために定期的なマネジメント、お客様と長くお付き合いできる向き合った「メンテナンス」を行っていきます。

よくあるご質問 QUESTION

A
一般的に古い木造民家をいいますが、原則として築年数の決まりはありません。
ただ、国の文化財登録制度が築後50年を経過していて歴史的景観に寄与していることが条件となっていることなどを鑑み50年と目安としていることが多いです。

A
正確な定義はありませんが、私たちは戦後間もない頃までに建てられた、伝統構法の木造住宅を指しています。

A
伝統構法の特徴とは・・・
・ 柱や梁の断面が大きい
・ 継手や仕口による木組で接合されている
・ 自然石の上に柱がのっている(固定されていない)
・ 土壁 などがあげられます。

A
人が住まなくなった家はどんどん老朽化が進んでいきます。
手放すにしても、活用するにしても、一刻も早く相談されることをおすすめします。 誰に??はい、私たちがお力になります。

A
伝統的な建築技術を効率良く進化させたのが現在の建物です。
色んな工夫がされています。
もともとは伝統的な技術が日本の建物の基本となりますので、技術を伝えていくことがとても大切です。

A
建物の詳細調査を行い、耐震診断・補強方法を考え古民家に合った対策検討し施主様とよく打ち合わせ、施行を行います。

A
建物の詳細調査を行い、建物の大きさ使用方法を良く聞き、全体断熱・部分断熱の検討を行い、施主様と良く打ち合わせを行い、要望に合った断熱改修を行います。

A
一般建築で使われる木材は100年たっても木材強度は基本的に落ちません。
また、使用材料も腐敗しやすい部分には桧や欅などを使い、曲げに強い松は梁に使い適材適所の仕様になっていますので適切な手入れさえ行なえば十分長くもちます。
また、軸組木造建築の特徴として一部劣化部分があれば、その部材又は部位を取替えによって耐久性を保つことが可能になります。

A
古い建物は粘り強い構造になっているとよく言われます。
ただ、耐震補強を検討される場合には在来工法の基準法に沿って検討されることをお勧めします。

A
現代の木造住宅に比べ壁が少ない古民家は、そのままでは地震に弱いかもしれません。
しかし、伝統構法の特性を生かして耐震改修することで、大地震時でもすぐにペチャンコにならない=変形しつつも倒壊に至らない、粘り強い建物にしてあげることができるのです。

A
まだ使える梁や柱の古材を傷付けないように職人さんの手によって一本、一本丁寧に外していきます。

A
解体前には必ず近隣への配慮をかねて挨拶回りをし、ホコリやクズが飛び散らないよう養生をします。
作業完了後は現場だけでなく道路までしっかりお掃除します。

A
「産業廃棄物にはリサイクルできる物とそうでない物とがあります。
それ等は細かく分別し、しっかりと法律に基づいた処理を行っておりますので安心です。

A
意外に知られていませんが古い建物はシロアリよりも雨漏れで腐る方が大きな被害になります。
しっかり雨仕舞いをする事が大切です。

A
小動物が進入する場合は必ず進入口があります。そこをしっかりふさげばとくに問題ありません。

A
ギネスブックに登録されている世界最古の木造建造物は「奈良の法隆寺」です。
1300年以上建ち続けています。
木造が30年ほどの耐久性しかないというのは間違いです。

A
建物を取り壊した場合、法務局に建物滅失登記を申請します。
建物の名義が被相続人名義であっても、法定相続人のうち、お一人から滅失登記の申請は可能です。
滅失登記をしないと、次年度において、固定資産税がかかる場合があります。

A
被相続人名義の不動産を売却するには、必ず相続人の名義に変更してからでないと、売買による所有権移転登記をすることはできません。
事前に相続登記を完了してから、不動産の売買契約を締結する必要があります。

A
「いらない不動産は市や町に寄付したらいい」という話を聞くことがあります。
しかし、これは勘違いです。
売れない不動産(利用価値の低い不動産)は市や町も要りません。
不動産の放棄は簡単にはできないのです。

A
はい。とても難しい技術です。 加工技術はすぐに身につくようなものではありません。
段階を踏みながら修行重ね、長年続ける事で自分の腕と身体に体得させていきます。

A
基本的に木材の目利きが出来なければ”真の棟梁”とは呼べないでしょう。
”木はもともと生きていた材料”であるからこそ、 一本一本に個性があります。
建物完成の一本一本まで、木と向き合って建てることがとても重要です。

A
はい。 古民家には先祖より代々受け継いだ家宝が埋もれている場合があります。
私たちは建物意外にも古美術品やアンティーク、古文書など文藝品や芸術品の鑑定も承ります。

A
はい。 古物の鑑定はとても難しくその道何十年以上のキャリアの方へ依頼することをお勧めします。
とくに気をつけて頂きたいこととして、「解体時の急いだ物品整理」はお宝の価値を間違えてしまう場合があります。
古物に精通している人と、そうでない人とでは、お宝が損をしてしまうかもしれません。